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生前整理の進め方!全体の流れとスムーズに進めるための注意点を解説

生前整理に取り組む女性

 

終活の一環として注目を集めているのが生前整理です。整理を行うことで、家族への負担を減らしたり、自分のライフプランを明確にしたりできます。本記事では、生前整理の進め方と注意点について詳しく解説します。

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生前整理の進め方

生前整理は、以下の4ステップで進めていきましょう。

1.物を整理する

生前生理を行う上で最初のステップは、ものを整理することです。通常の整理整頓と同じように、必要なものと不要なものに仕分けを行いましょう。特に、食器や洋服などは実際に利用していないものの、倉庫にしまってあるということも多いはずです。日常的に使用していないものから手をつけていきましょう。

 

捨てるべきか残すべきか悩んでしまったものは一度保留にして、作業をどんどん進めていくのがポイントです。

2.財産目録を作成する

仕訳が終わったら、財産目録を作成します。財産目録は、有価証券や現金、預貯金、不動産、車、骨董品などの財産をリスト化したものです。財産目録には、思わぬ親族間のトラブルを防ぎ、相続をスムーズに行うという役割があります。また、借金や債務、未納の税金がある場合にも、忘れず目録に記入しておきましょう。

3.デジタルデータを整理する

生前整理の中でも見落としがちなのがデジタルデータです。スマートフォンやパソコンに入っているデータなどは、パスワードが分からず開くこともできないため、家族が処分に困るというケースが少なくありません。不要なデータは処分する、重要なデータは記録媒体で保存する、パスワードや利用しているサービスのIDを記録して家族に残しておくなどの方法で対処してください。

4.エンディングノートと遺言書を作成する

一通り仕分けが終わったら、エンディングノートと遺言書を作成します。エンディングノートとは、家族への思いや、自分がこの世を去ってからの供養方法、葬儀の内容などについて記しておくものです。一方で、遺言書は法律に基づいて財産を誰に相続させるのかを明記する書類になります。決められた形式で作成する必要があるため、困ったら弁護士に相談しましょう。

生前整理の注意点

ここでは、生前整理を行う上での注意点について解説します。

思い出の品をどうすべきか明確にしておく

生前整理を行う上で、思い出の品の扱いに困って作業が進まないケースは多くあります。整理を行う前に思い出の品をどうすべきか、明確にしておくのがおすすめです。例えば、1つの箱を用意してその中にしまえるものだけを残す、写真などはデジタル化してデータとして残すなど、ある程度の指針を決めておきましょう。

1日の目標を立ててから行う

生前整理でよくある失敗が、思うように作業が進まず途中でやめてしまうというパターンです。実際には、3ヶ月から半年、1年以上かかる人も少なくありません。最後までしっかりとやり遂げるためには1日の目標を定めてから作業を行うのがポイントです。時間や片付ける場所などを具体的に設定することで、モチベーションを高く保ち続けられます。

物を捨てる罪悪感にとらわれすぎない

誰かにもらったものや新品のまま使っていないものの場合、罪悪感を感じて捨てられないという人も少なくありません。しかし、整理を行うためには、必要ないものを思い切って処分することが大切です。寄付を行ったり、リサイクルしたりなど、気持ちよく処分できる方法を考えてみましょう。

生前整理は計画を立ててスムーズに行おう

今回は生前整理の進め方と注意点について解説しました。生前整理は、ものやデジタルデータの整理、財産目録・遺言書・エンディングノートの作成を行います。事前にしっかりと計画を立て、家族や業者の力も借りながらスムーズに進めましょう。

 

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