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生前整理で銀行口座はどうするのが正解?注意点も詳しく解説

生前整理で、銀行口座を整理する人

 

生前整理では、銀行口座をどのように取り扱うのが正解なのでしょうか。銀行口座などの財産に関することで、残された親族がトラブルに発展してしまうことも少なくありません。本記事では、生前整理での銀行口座の取り扱いや注意点について解説します。

この記事を読むための時間:3分

生前整理で銀行口座を整理するメリット

生前整理で銀行口座を整理するメリットとしては、以下の3つがあげられます。

家族に負担をかけずにすむ

生前整理で不要な銀行口座を整理しておくと、家族に負担をかけずに済みます。銀行は、名義人の死亡を知った時点で口座を凍結してしまうため、預け入れや引き出し、振込などもできなくなってしまいます。凍結を解除するためには、口座の数だけ家族が手続きを行う必要があり、大きな負担となってしまうでしょう。

親族トラブルを避けられる

銀行口座を整理しておくことは、親族トラブルを避けることにもつながります。とくに、長年利用していなかった口座に残高が多く残っていた場合、その相続を巡ってトラブルになるケースも少なくありません。生前整理で口座の数や貯金総額をしっかりと把握しておけば、スムーズな相続につながるでしょう。

休眠口座になってしまうことを防げる

10年以上口座の利用がない場合には、休眠口座になってしまいます。休眠口座に入っているお金は、預金保険機構という組織に移され、民間公益活動に利用されます。休眠口座の預金を引き出す場合、手続きに大きな手間がかかってしまうため、生前整理を機に使っていない口座を解約するのがおすすめです。

銀行口座を生前整理する方法

銀行口座を生前整理する場合、以下の2つのステップで行ってください。

口座情報をまとめる

まずは、口座情報をまとめるところからスタートします。全ての口座の通帳やキャッシュカードを集めて、情報をまとめて記録しましょう。記録内容としては以下があげられます。

 

  • 銀行名
  • 店名
  • 口座番号
  • 残高
  • 口座の主な利用用途

不要な口座を整理する

たとえ口座内に預金残高が残っていなくても、家族は全てを1つずつ確認しなければならず、口座が多いほど負担になります。不要な口座を整理して、2つ〜3つにまとめておきましょう。とくに、数年間利用していない口座や残高が少ない口座は、思い切って解約するのがおすすめです。解約手続きは、窓口やインターネットから行うことができます。

銀行口座を生前整理するときの注意点

ここでは、銀行口座を生前整理する時の注意点について解説します。

覚えていない口座の存在に注意する

実は、存在自体が忘れられてしまっている口座は、数多く存在します。とくに、キャッシュカードを紛失した場合や、口座開設時と住所が変わっている場合には、その存在自体を発見することが大変難しいのが現状です。

 

なかでも、通帳が存在しないネット口座は存在を忘れてしまっている人も多いため注意しましょう。記憶が確かでないという場合には、過去の郵便物やメールを確認したり、銀行に問い合わせを行ったりして確認してください。

口座を1つだけに絞らない

口座を少なくすればそれだけ管理は楽になりますが、1つに絞るのはおすすめできません。なぜなら、万が一キャッシュカードをなくしてしまった場合や、銀行が破綻してしまった場合などのリスクも考えられるからです。将来的に認知症になって口座が一時的に凍結されてしまう可能性もあるため、別の口座からも現金を引き出せるよう、万が一に備えて2つ〜3つは残しておきましょう。

銀行口座を生前整理して、自分の財産を守ろう

今回は、生前整理における銀行口座の対処方法について解説しました。銀行口座を整理する場合に、口座情報を全てまとめた上で、必要な口座を2つ〜3つに絞ります。自分の財産が大切な人にきちんと残るよう、手続きを進めていきましょう。

 

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